単衣ひとえのきもの

この度、東日本大震災におきまして
被災されました皆様へ
心よりお見舞い申し上げます。

震災以後、
自粛しておりましたブログ。

ようやく関東の方では
自粛ムードより
とにかく「元気を出して行きましょう！」と、
色々なイベント事も少しずつですが
始まってきたと聞きました。

皆様の生活が少しでもはやく元に戻りますよう、
切に願っております。

さて、季節はもう春ですね。
（まだ少し肌寒いですが・・・）

小大丸では
もう単衣（ひとえ）のおきものが
店頭に並びはじめております。

附下　ピンク地　露芝に草花丸文様
地色のピンク地がなんとも初夏らしい雰囲気。
露芝で涼しさもでています。

附下　グレー地　波・切箔文様
文様化された波に切箔で波しぶきをあらわしています。
少しめずらしい個性的な柄ですね。

附下　黄地　無線友禅草花文様
写実的に描かれた草花は無線友禅によるもの。
これから明るい夏へ向かって行く、
そんな雰囲気の附下ですね。

無線友禅（むせんゆうぜん）：
糊糸目をつかって防染しながら染めていく従来の友禅とは違い、
糊糸目を使わずに筆で描くようにして染める友禅の技法です。
水彩画や油絵のような写実的な柄が描けます。
糊糸目を使った友禅では
柄のキワが糊によって糸線のように白く抜けるのに対して、
無線友禅ではそれが無いので「無線」と呼びます。

心斎橋本店では振袖展も併設しております。