「はなしょうぶ」の附下です

さくら」咲く四月の次は、
花菖蒲」咲く五月。


今回は「花菖蒲(はなしょうぶ)」の附下のご紹介。

青磁色の地色に「花菖蒲」が描かれた附下です。
すそから伸びるように描かれていて、
まるで本当に生き生きと「花菖蒲
はえているように見えます。
生地は薄手のたてしぼ。
単衣の時期にぴったりですね。




葉脈も細かく描かれていて、
葉が垂れた部分などは、
葉の表と裏が絶妙に表現されています。



よく、
花菖蒲


あやめ


かきつばた

は見分けがつきにくいと言いますが、



あやめ
は乾いた所に育ち、
かきつばた
は水のある所に育つ事から、
きものの柄では水辺に描かれているかどうかで
「あやめ」と「かきつばた」を
見分ける事が多いです。


そしてこの「花菖蒲」は
湿った所に育ち、
一番の特徴は花びらに
黄色の細長い文様がある事。
(あやめは網目文様、かきつばたは白色の細長い文様があります)



また、
「菖蒲」と書いて「あやめ」
と読ましたりする事もあったり、


実は「菖蒲」は
サトイモ科のまた違う植物であったりと、
(前出の3種はアヤメ科)
学術的にも奥の深い花のようですね。




それはさておき、
花菖蒲」の附下の話に戻りましょう。。。


単衣のおきものでも、
5月中旬ごろからの単衣。
今回は涼しげに白っぽく淡い袋帯を合わせてみました。

アクセントにサーモンピンクの帯締めを添えてさわやかに。。。




薄緑の帯締めで合わせば落ち着いたイメージにもなります。


お値段
483,000円。


これからの季節にぴったりのおきものです。

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