「摺り疋田」(すりびった)

梅田三越伊勢丹の6階呉服売り場にて、


「摺り疋田」


の体験をしてきました!





「摺り疋田」とは、


江戸初期から伝わる技法で、


型紙を使用してハケで染料を摺り込み、


絞り染めの代表的な柄である鹿の子模様(疋田模様)を


型によって染める技法です。


▼鹿の子文様





まず絹布の上に桜の輪郭に切ったえんぶた(防染用の型)をおきます。



その上に型紙を置き、



鹿の毛で作られたハケで染料を摺り込んでいきます。
(ちなみにこの鹿の毛のハケ、作れる職人さんがもう一人しかおられないそうです)




型紙は4枚。



素人には鹿の子の真ん中の目と


そのまわりの部分とで2枚の型紙でいけるのでは!?


と思いがちですか、


実は目以外の部分で3枚の型紙を使用しています。



まずは2枚の型紙で目以外の部分を染めて、




3枚目は目の部分。



そして4枚目はまた目以外の部分。


この4枚目が職人さんのこだわりで、


この4枚目がある事によって


色により深みが増すんだそうです。



最初のえんぶたをはずせば「摺り疋田」の完成!




最後は金箔をのせて桜の輪郭にアクセントを付ければ、



最終工程の終了です!

綺麗な桜の模様が出来上がりました。。。



いつもながら職人さんのこだわりの技には脱帽。。。


とても気さくな職人さんがされていて色んなお話も聞けました。



この「摺り疋田」、実際のきものにはこんな風に使われています。




この体験コーナーは明日22日もされているそうでので、


ぜひ体験してみてください。
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