丸帯

いつもお読みいただき有難うございます!!


さて、皆さま「丸帯」(まるおび)をご存知でしょうか。

広帯(ひろおび)ともいいます。

帯のフォーマルといえば最近では「袋帯」が主流ですが、

一昔前にはこの「丸帯」が一番のフォーマルでありました。


▼丸帯「朱地雅切箔」


それでは丸帯とはどんなものかと申しましと

袋帯は表地と裏地に分かれているのに対して、

丸帯は袋帯の2倍の幅で織られています。


袋帯には表地と裏地がある



▼丸帯は袋帯の2倍の幅で織られている


仕立て方はその2倍の幅の真ん中で折って端を縫います。

そうすると見た目は袋帯と同じなのですが、

柄が表にも裏にもあるという帯になる訳なんです。


丸帯の特徴はこの表裏に柄があるという点で

まず袋帯よりも豪華であるという事。

そしてこの事はつまりお太鼓結び、

あるいはふくら雀などの変わり結びなど、

どんな結び方をしても柄が見える様に出るという事になるわけなのです。


利点はまだあります。例えば・・・

常に表に使用する側を決めておくと何回も使用した後に

もし落ちない汚れやスレなど発生した場合、

今度は違う側を表に使用できます。

また娘様がお二人いらっしゃる場合などは

将来丸帯を真ん中で半分に切り、

それぞれに裏地を付けると2本の袋帯ができ、

お二人にお分けすることも可能なんですね。


▼丸帯「緑地雅切箔」


この丸帯最近ではあまり見られなくなりましたが、

当店では今でも定番。

特に振袖や訪問着など晴れのおきものには特におすすめしている逸品です。


ぜひご覧くださいませ!

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