世界遺産美濃和紙を使っています。

いつもお読みいただき誠に有難うございます!


さて当店のこだわりのひとつ。。。

それはおきものや帯を入れるたとう紙です。

前回たとう紙について書かせていただいた時は2012年。
(前回はこちら
http://d.hatena.ne.jp/kodaimaru/20120504/1336100782


お客様よりお預りかした古いたとう紙に印刷された当店の電話番号より

だいたいいつ頃のものか分かるという話から、

現在は美濃の手すき和紙を使用していると書きました。


この美濃和紙、そのブログより約2年後の2014年11月に、

ユネスコ無形文化遺産登録として認定されました。

職人さんの手間を惜しまない手すきの伝統技術、

そしてまた世界中の紙の中でももっとも丈夫であると言われ、

一般の紙は100年ほどで劣化するのに対し、

和紙は1000年以上もつとされています。

そういった特徴が世界的な認定を受けた理由であるそうです。



美濃和紙は1300年有余前に中国より美濃へ伝来したとされていますが、

実ははっきりとした起源はあまりよく分かっていないそうで、

奈良の正倉院に日本でもっとも古いといわれる戸籍用紙が残っていて、

その用紙が美濃和紙であった事から702年には

すでに存在していたという事が分かっています。


鵜飼いで有名な長良川の清流で漉(す)かれ、

江戸時代には徳川幕府御用の紙としても使用されており、

またすだれといえば伊予、畳といえば近江、障子といえば美濃、

と代名詞になるほどでした。


そんな美濃和紙はものの保存にすぐれ、

特に湿気を嫌うきものには最適な紙と言えます。

近くで見ると手すき和紙独特のあたたかい風合いが良く分かります。


これからも日本古来の伝統技術を大切にしていきたいですね。

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